【イラク日報】このイラク日報がすごい!! その2
続けてイラク日報の紹介
前回記事のURL : http://sanka-nitizyo.main.jp/nitizyo/jsdf_iraq-daily
バスラ日誌(10月14日)
JCB(Joint Coordination Board)に参加。この会議は
バスラ日誌(10月23日)
今日は、副師団長はじめイタリア人帰国者の送別会。イタリア人は日本人が好きで、何かあるたびに招かれます。アルコールも入ってきて上機嫌になると過去の同盟ネタになることも。「今度も一緒にやろうぜ」と言われ、笑いながら心の中で「NO」と答える。友達にするには陽気でいい人たちですが・・・一緒に銃をとって戦うかと言われると躊躇する。国民性は、時代を経てもあまり変わらないんだなと思います。 (
バグダット日誌(10月26日)
英国淑女は鷹狩りがお好き!?
ナショナルLOが勤務するコアリッション事務所に各国のオヤジLOに混じって唯一女性LO(英国少佐)がいる。
今朝、話をしていると肩に鷹を載せて山を歩いている写真を見せながら、「鷹3羽と犬3匹飼ってるの。」と言い出した。
「ヘェー」とうなずくと、延々と「鷹狩り」についてレクチャーを受けた。段々と早口になり、途中から全く意味不明。話の途中で大きな爆発音が数回聞こえた。(IEDの爆破処理であることを後に確認、もちろんこの時は不明)2回目の音がした時、「うるさいわね!私の話のジャマしないで!」
なんとも豪快な英国淑女である。
バスラ日誌(10月30日)
イタリアのLOは、日本語で朝の挨拶を覚えたから、朝会議で米海軍中佐を驚かせるつもりだと張り切っていた。本日の朝会議で彼は、日本語の朝の挨拶を知っているかと米海軍中佐に計画通り質問した、ところが、米海軍中佐にあっさり「おはよう」だよと答えられた。逆に、昼は何て挨拶するか知ってるかと質問されてしまった。ショックを隠しきれない様子であったが、「おはよう」は丁寧な言い方ではない、丁寧な言い方を知っているか、「おはようございます」だよと逆襲に転じて、かろうじて面目を保った。 (
バグダット日誌(11月05日)
モンゴル版「みそ汁の数」
ルーマニアLO(陸軍中佐)がニコニコしながら挨拶しに来た。「俺の交代の中佐を紹介するよ。俺は後8日で帰る。」交代要員の中佐は、今朝バグダットに到着し、その足でコアリッション事務所に挨拶に来たらしい。
LO達()が集まって自己紹介し合っている中で、いつものモンゴル大佐が人一倍喜んでいる。(凡例:「モ大佐」モンゴル大佐、「ブ中佐」:ブルガリア中佐、「他LO」:日本、モンゴルを除く各国LO)
モ大佐「今まで、俺がここで一番後輩(Yangest)だったけど、これで俺も一人後輩ができた。(ニコニコしながら言う。)」
ブ中佐「何を言っているんですか?あなたは大佐で、年長者なのにYangestはないでしょう(憮然としながら言う)」
ブ中佐「それはそうだけどさ、階級は大佐が上だろう。(だから何だ?という顔)」
ブ中佐「フーン・・・俺が一番偉いのか?(まんざらでもない顔)」
モ大佐「ここで長くいることに、みんなが敬意を払っていることだからいいじゃない。」
他LO「シーン・・・(みんなモ大佐に注目)」
モ大佐「モンゴルでは「ソックスの数」って言う。」
他LO「・・・」
やはり日本人のルーツと言われる国だなと思った。今度は「韓国LO」に聞いてみたいと思う
陸でいうところの「星の数よりメンコの数」ですね
バグダット日誌(12月8日)
プチ空手ブーム
新しく赴任したコアリッションスタッフ(米海軍中佐)との空手談義を聞いていたボスニア(陸大尉)とイタリア(空軍曹)が空手を教えてくれと言ってきた。「俺より米海軍中佐のほうが象頭だよ。」というと、「空手はやっぱり、日本人に教わらないと・・・」という。
事務所の隅で簡単な基本をいくつか教えた。それを見ていたルーマニア(陸中佐)、カザフスタン(空中佐)も近寄って来て、即席空手教室になった。覚えたことを試しながら、お互いの写真を取り合ったりしてえらく盛り上がっている。
「明日は何を教えてくれる?」、「明日もよろしくな。」という。しばらく続きそうな気配である。
コアリッションスタッフの海兵中佐も、私の顔を見ると「押忍!」といいながら寄ってくる。「今日は何時からやろうか?」
こちらもしばらく続きそうである。
空手などの日本文化に興味がある方が多いんですね
バスラ日誌(01月06日)
餅食う人々・・・
コアリッションの人たちに「餅」を食べさせた。沖縄から来た米海兵少佐とモンゴル大佐は以前にも食べたことがあるらしいが、ほかは初めてとのことであった。
「なんじゃこりゃ?ガムか?」、「魚か?(かまぼこをイメージしているらしい)」、見ただけで「俺、今腹一杯」と断るもの、いくつか食べて「もう昼飯いらない」と言う者等久反応は様々だった。概して、さほど抵抗なく食べていた。准将も気に入ったようで、昨日のことを含めて「日本はありがたい」と言ってくれた。
彼らと過ごせる時間も少なくなった。これまでの日誌ネタ提供への感謝を含め、残りの時間を有意義に過ごした。
以上です