【映画】日本のいちばん長い日 を見て

2015年8月6日に全国公開された映画「日本のいちばん長い日」についての感想です。
まずはyoutube予告から

日本のいちばん長い日 公式ホームページ

半藤一利著の『日本のいちばん長い日 決定版』の原作を映画化した作品です。
舞台は大東亜戦争(太平洋戦争)末期の日本、戦艦大和が実質上の特攻作戦である天一号作戦で撃沈。
広島、長崎に原子爆弾を投下され敗色が濃厚となった中、昭和天皇のご聖断により無条件降伏を受諾するまでの日本政府と軍部の駆け引き、また若手将校らによる軍事クーデターである”宮城事件”を描いたノンフィクション映画。

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畑中健二陸軍少佐 wikiより

一番印象に残っているのは松坂桃李さん演じる畑中健二陸軍少佐の演技でした。
本編の初めごろに中嶋しゅうさんが演じる東条英機陸軍大将(写真でみる本人とそっくりで思わず笑ってしまいました)が陸軍内で激を飛ばすシーンがあります。

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東条英機陸軍大将 wikiより

その時の畑中少佐及び他の士官達の一糸乱れぬ行動(10度の敬礼と姿勢を正す敬礼)と上官への対応はすごくリアルに感じられました。こういう細かいところも再現されているのは非常に好感でした。徹底抗戦を叫ぶ彼らは計画に賛同しない森赳近衛師団長を殺害、偽の命令書を作成して近衛師団の一部をクーデターに参加させます。陸軍上層部は既にご聖断が下されたことを踏まえこのクーデターを鎮圧。
決起が失敗したことを悟った畑中少佐は二重橋と坂下門の間の芝生上にて自決 享年33歳。
その他の首謀者の将校たちも自決又は逮捕され事件は収束に向かいます。

そのほかにも本木雅弘さん演じる昭和天皇が御前会議でご聖断を下される場面などは
まさに終戦への道筋を作られたものだったと感じます。

特に不満なところというのもなかったのですが、あえて言うなら登場人物が多くて
誰が誰だかうろ覚えになってしまうことぐらいかな
終盤、クーデター側の若手将校らが軍上層部を説得に回る際、誰それを説得して来い
というセリフが結構ありまして、実際に出向くのですがあれこの人誰だっけ?
と忘れてしまうことがありました
まぁ私が原作を読んでいないというのが一番の原因でもあるので特に気にする必要もないと思います。

全体としては非常に見ごたえのある作品となっており、軍事、戦記好きの方は楽しめる内容であると
思います。終戦から70年目の今年、興味のある方はこの連休中に一度みてはいかがでしょうか

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